GLOCKピストルの歴史

1970年よりGLOCKは軍用製品の製造を担っていきます。
その中でオーストリア軍からの要請から、創業者ガストン・グロックはピストルに関心を持ち始めます。
コンセプトは、当時の一般的なピストルよりもマガジンキャパシティーが大きく、軽量の制式拳銃を開発することでした。

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80年代初頭にGLOCK17セミオートマチックピストルが誕生しました。
GLOCK社の17番目の特許であるため”GLOCK17”と名付けられました。
史上初のポリマーフレームを装備し、新規開発されたSafeAction®システムを搭載したGLOCKは、ピストル市場に革命をもたらします。
GLOCKピストルはオーストリア軍に即採用され、すぐにノルウェー軍とNATO諸国への初の納入が続きました。
これによって次の成功のための基礎が築かれました。

80年代半ばに、GLOCKピストルが米国市場に導入されました。 
その革新性・耐久性・信頼性は、すぐに米国の法執行機関と商業市場の両方の注目を集めることになります。
コルトM1911の45口径と比較して小口径のプラスチック素材を使ったピストルに対する初期の抵抗感にもかかわらず、GLOCKピストルはアメリカの治安当局を迅速に説得することができました。
今日では、米国当局の約2/3はGLOCKピストルを装備しています。

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GLOCK GENERATION

1988年
GLOCK第2世代では、フレームにいくつかの設計変更が加えられ、 
様々な顧客の要件に対応するために、より多くの口径が追加されました。

1998年
第3世代には、レーザーサイトやタクティカルライト等のアクセサリーを取り付けることができる「ユニバーサルグロックレール」と呼ばれるアクセサリレールをフレームに追加。
グリップを向上させるために、フィンガーグルーブとサムレストが追加されました。

2009年
GLOCK Gen4モデルは、フレームに取り付けることができる複数のバックストラップとリバーシブルマガジンキャッチにより、より個性を発揮します。 
Gen4フレームは、前世代の実績のあるサムレスト、フィンガーグルーブ、アクセサリレールを維持しますが、新しいフレームテクスチャリングを備えています。

2017-2020年
Gen.5は、精度の向上、汎用性、スピード、使い慣れた信頼性など、未来のテクノロジーを融合させたモデルです。
S&W 40口径モデル、MOS(Modular Optic System)モデルが追加され、ラインナップが拡大しました。

 

今日では、製品ラインアップには40以上のモデルがあり、GLOCKはオリジナルのコンセプトに忠実であり続けると同時に、常に高水準のソリューションであらゆる分野のユーザーの要求を満たすために、継続的な改善に努めています。