GLOCKピストルのテクノロジー

革新的なアイディアと優れた安全性能で業界を圧巻したGLOCKピストル、その革新的技術についてご説明いたします。

HIGH QUALITY STANDARDS

HQ1.jpgバレルとスライドの製造に使用する鋼材はGLOCKとサプライヤーによる共同開発で、GLOCK専用の材料です。
原材料のボトルネックや高品質の製品に対応できるように、需要の増加に備え、GLOCKは原材料の在庫を最低でも6ヶ月以上維持しています。
GLOCKとその従業員にとって、”品質”はとても重要なキーワードです。

HQ2.jpg高品質と高精度の生産により、政府の顧客に対しては10年または40,000ショットの保証を与えることが可能になっています(CIP・SAAMI標準弾薬使用時)
ただし、GLOCKピストルは40,000ショットを大幅に超えた状態でも完全に機能することがよくあります。100,000ショット以上でも完全に機能するピストルさえ耳にします。
同モデルの部品の交換可能性は100%であり、同口径と同世代の2つの異なるモデルの互換性は、モデルによっては最大70%の可能性があり、長期使用に際し保守面でも優秀な製品であることが言えます。

HQ3.jpgGLOCKの生産現場では、ポリマー射出成形、ハンマー鍛造、金属射出成形/MIM、切断およびスタンピングなどのさまざまなプロセスを利用し、鋼の利点と プラスチックの利点の双方を製品開発に応用しています。
自律性を実現するための取り組みにおいて、GLOCK社はオーストリアの両拠点の生産工場に工具製造部門があります。
このため、緊急または大量の注文の場合だけでなく、新しいモデルの開発にも迅速に対応することができるのです。

HQ4.jpg最終的な組み立ての際には、組み立てラインの従業員が個々の部品を再度検査します。
オーストリアまたはスロバキアでは、組み立てられた後に、CIP規格に基づいて5発のテスト射撃と2発の過圧射撃が行われます。
銃身とスライドのプルーフマークがこれを証明しています。これとは別に精度もテストされ、これらは、米国でも同様の試験が行われています。
試験には訓練を受けた者が立ち会い、お客様のもとに届けられるコンテナに梱包される前に、その様子を見ることができます。
GLOCKは、エコロジカルフットプリントを最小限に抑えるために、最新かつ効率的な生産技術に絶えず投資しています。
GLOCKは、この信頼性の高いシステムをさらに向上させるために、顧客との良好な関係を誇りに思い、活発な交流を行っています。

SafeAction®システムとは

GLOCKの革新的なセーフアクションシステムは、初弾から最終弾まで一貫したトリガープルを提供します。
3つの自動で独立して作動する機械式安全装置は、ピストルの射撃制御システムに組み込まれています。
GLOCKのすべてのピストルには、3つの安全装置が装備されています。

・トリガーセフティ
・ファイアリングピンセフティ
・ドロップセフティ

3つの安全装置はトリガーを引く際に順次解除される仕組みで、トリガーを離すと自動的に戻ります。

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SafeAction1.gifトリガーセフティは、トリガーに組み込まれたレバーです。
このレバーが前方の位置にあるときは、引き金が後方に動かないようになっています。
ピストルを発射するには、トリガーセフティと引き金を同時に引かなければなりません。
トリガーセフティが押されていない時は、引き金が後方に動かず、ピストルを発射することができません。
トリガセーフティは、ピストルを落としたり、トリガーに横方向の圧力がかかったりした場合の暴発を防ぐためのものです。

SafeAction2.gifファイアリングピンセフティは、トリガーを引くまではファイアリングピンを機械的にブロックする機能です。
トリガーを後方に引くと、トリガー バーがファイアリングピンセフティを押し上げ、ファイアリングピンチャネルが解放されます。
ユーザーが発射しないと判断してトリガーを戻すと、ファイアリングピンセフティが自動的に再作動します。

SafeAction3.gifトリガーバーは、トリガーメカハウジング内のセフティランプ上に位置しており、ファイアリングピンの後部に係合してファイアリングピンが前方に移動するのを防ぎます。
トリガーを後方に引くと、トリガーバーは安全ランプを押し下げ、ファイアリングピンを解放します。
発射後はトリガーバーが上部に移動し、ファイアリングピンが再び係合します。
また、トリガーが解除されると、すべての安全装置が自動的に再作動する仕組みです。

GLOCKマガジンについて

伝説的なの堅牢性を誇るGLOCKマガジンは、主に2つの特徴があります。
一つは、スチールのマガジンボディーに樹脂製の被覆がなされた構造であること。
これにより強度を保ちつつ、マガジン落下時の衝撃からマガジンケースの変形や破損を防いでいます。
2つめは、それがGLOCK自社工場による製造であることであります。

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機能的に信頼性が高く耐久性のある1,700万丁以上のピストル製造で培われた35年以上の経験が、GLOCK社の哲学を特徴付け、高品質基準が全ての生産工程に反映されています。
取り扱いが簡単で非常に堅牢な信頼性の高いピストルの製造を実現する為に、GLOCKの製造プロセス(ISO 9001)を実行しています。